このバージョンはβ版です。
CotEditor 2.0 のハイライト
- カラーリングテーマ機能
- エディタの配色をテーマに保存し、それらを簡単に切り替えられるようになりました。自分のテーマをファイルとして書き出して独自に配付することも可能です。
- 大幅なパフォーマンスの向上
- ファイルオープンやテキスト描画などでのボトルネックの洗い出しを徹底的に行ない、CotEditor のもたつきを大幅に解消しました。とくに巨大なファイルの扱いを改善し、いままで度々報告されていた巨大なファイルを開いたときのハング状態を防ぎます。
- コメントアウト/コメント解除の切り替え
- 選択範囲のテキストをショートカットキー (⌘/) やツールバーから簡単にコメントアウト/コメント解除します。コメントアウトに使う文字列はそれぞれのシンタックススタイルで設定できます。
- シンタックスカラーリングの追加
- 新たに “タイプ”, “属性”, “変数” がシンタックスカラーリングの配色として追加されました。
- YAMLフォーマットによる新しいシンタックス定義フォーマット
- シンタックス定義のファイル形式が従来の plist から YAML 形式に変更されました。これにより定義ファイルのファイルサイズが従来の半分以下になり、またスクリプトなどによる自作の定義ファイルの作成が容易になります。
- Yosemite 対応
- CotEditor 2.0 は Yosemite 上でもしっかり動きます。新しいアプリケーションアイコンも Yosemite スタイルです ;)
- 80 項目を超える新機能と改良
- 魅力的な改良はまだまだあります。すべての変更は以下のリストをご覧下さい。
CotEditor 2.0β2 の変更点
リリース:
機能改善/仕様変更
- プリント設定のラベルを一部変更
- “AppleScript” シンタックス定義の更新
- CotEditor 2.0 で変更になった CotEditor コマンドを更新
- 環境設定のツールバーアイコンを調整
- 非互換文字リストのラベル文字列を変更
修正
- [2.0β] 日本語環境でテーマの一部の色が編集できなかった不具合を修正
- [2.0β] 特定の条件下で折り返しの切り替えをするとレイアウトが崩れる不具合を修正
- [2.0β] ドロワー内の書類情報に隠れている部分があるときにスクロールできない不具合を修正
- [2.0β] OS X Lion においてドロワー内の文書情報が表示されない不具合を修正
CotEditor 2.0β の変更点
リリース:
新機能
- テーマ機能
- コメントアウト/コメント解除機能
- シンタックス定義に新しい色 “タイプ”, “属性”, “変数” を追加
- シンタックス定義にファイル名の設定を追加
- これにともない、シンタックス編集シートでの表記を「拡張子」から「ファイル関連付け」に変更
- シンタックス定義にスタイル情報欄を追加
- ファイル保存時にシンタックスに応じた拡張子を追加
- シンタックス定義内の拡張子リストの最上位にある拡張子が使用されます。
- これにともない、以前まであった「ファイル保存時に拡張子“txt”をつける」オプションは廃止になりました。
- 引き続き拡張子 “txt” を自動的に追加したい場合は、環境設定 > フォーマットのデフォルトシンタックススタイルを “Plain Text” にすることで同様の効果を得られます。
- 横書き/縦書き切り替えボタンをツールバーに追加
- エディタを縦に分割するオプション
- 行番号をクリック/ドラッグして行を選択
- 「編集」に「行を選択」コマンドを追加
- “AppleScript”, “C#”, “Go”, “Lisp”, “Lua”, “R”, “Scheme”, “SQL”, “SVG”, “Swift” シンタックス定義を追加
- 自動補完機能を追加(実験的実装, デフォルトはオフ)
機能改善/仕様変更
- OS X Yosemite に対応
- Yosemite スタイルの新しいアプリケーションアイコン
- 新しいデフォルトシンタックスカラーリング配色
- パフォーマンスの大幅な改善
- アウトラインの抽出をバックグラウンドスレッドで行うように変更
- これにより、巨大なファイルをオープンした際のカラーリングインジケータダイアログが出るまでのアプリケーション無反応時間を大幅に削減
- 初回の抽出が終わるまではナビゲーションバーにスピンインジケータと抽出中である旨のメッセージを表示するようにした (2回目以降の更新時は表示をしない)
- シンタックスカラーリングの抽出をバックグラウンドスレッドで行うように変更
- シンタックスカラーリング抽出結果をキャッシュし、文書内容に変更がない場合は再カラーリング時にキャッシュを用いるよう変更
- 現在行をハイライトしているときのファイルオープンおよびカーソル移動のパフォーマンスを大幅に改善
- 不可視文字描画のパフォーマンスを大幅に改善 (約4倍)
- 行番号表示のパフォーマンスを大幅に改善 (約6倍)
- Mountain Lion 以降のビュー不透明時および、Yosemite 以降でスクロールのもたつきを改善
- ファイルオープンの高速化のため、エンコーディング宣言の走査を文書前方2,000文字のみに制限
- シンタックス定義ファイルのフォーマットを plist (XML) から YAML に変更
- ユーザのカスタム定義の移行は、初回 CotEditor 2.0 起動時に自動で行なわれます。
- 新しい形式の定義ファイルは
~/Library/Application Support/CotEditor/Syntaxes/
に保存されます。以前の plist 形式の定義ファイルは SyntaxColorings/
ファイルに残されたままになりますが CotEditor 2.0 はこれを使用しないので、必要なければ削除しても構いません。
- シンタックス定義で RE (正規表現) を無効にしていても IC (大文字小文字を無視) を有効にできるように変更
- アウトライン抽出に用いる正規表現ライブラリを OniGmo (OgreKit) から ICU (NSRegularExpression) に変更
- マッチした文字列全体を表す
$&
定義の削除(代わりに $0
を使ってください)
- アウトラインメニューでのタブ幅をスペース4個分に変更
- カラーリングインジケータダイアログの改良:
- キャンセルボタンが正しく反応するように改善
- Mavericks 以降ではダイアログ表示中でも他ファイルの操作ができるように改善
- ダイアログに現在行なっている作業を表示するように改善
- 途中でキャンセルした際に書類のシンタックス設定が「なし」にならないように変更
- 途中でキャンセルした際に現在のカラーリングを破棄しないように変更
- esc キーでもカラーリングをキャンセルできるように変更
- 文書定義と書類アイコンを追加し、CotEditorと関連づけられた書類のアイコンと種類がよりファイルを反映したものになるようにした
- エディタ内で矢印キーでカーソル移動をしたときのスクロール幅を1行ずつに変更
- 自動インデントが有効なときは、
{
または }
直後の改行でインデントの対応を取るように改善 (Naotaka さんに感謝!)
- シンタックス定義フォーマットの変更に対応するための、すべてのバンドル版シンタックス定義の更新
- “CSS” シンタックス定義の更新
- “Perl” シンタックス定義の更新
- いくつかのキーワードを追加
=pod
, =cut
をコメントカラーリングに追加
- 拡張子に “pm” を追加
- “JSON” シンタックス定義の更新
- “LaTeX” シンタックス定義の更新
- 拡張子に “cls”, “sty” を追加
- アウトラインメニューの階層表示スタイルを変更
- “YAML” シンタックス定義の更新
- “Ruby” シンタックス定義の更新
- %記法に対応
- 特殊変数を追加
- 数値の抽出条件を改良
- ヒアドキュメントに対応
- ほか、いくつかの修正
- “Java” シンタックス定義の更新
- 数値の抽出条件を改良
- アノテーションに対応
- ほか、いくつかの修正
- “JavaScript” シンタックス定義の更新
- “Haskell” シンタックス定義の更新
- “DTD” (文書型定義) シンタックス定義 を “XML” シンタックス定義から分離
- これにより、“XML” シンタックス定義のカラーリングパフォーマンスを改善
- AppleScript 対応に関する変更:
- AppleScript コマンドの定義ファイルを sdef 形式に移行
- コマンド
unicode normalization
を normalize unicode
に変更
selection
オブジェクトの range
プロパティのための内部コードを変更
- これにともない、selection の操作が含まれかつ コンパイルされている AppleScript (.scpt) は、修正が必要となります。詳しくはヘルプメニュー内の「AppleScript でのスクリプト作成」をご覧下さい。
- AppleScript に関わるドキュメントの更新
- ステータスバーおよび情報ドロワーの文字数カウントを composed character 単位に変更
- 従来の文字数カウントは愚直にUTF-16 (= OS Xでの文字列内部表現) での length を表示するのに対して、新しいカウント法は表示される文字単位でカウントを行なう(例えば、絵文字などのサロゲートペアは文字数:1, 文字長:2となる)
- 過去の「文字数」については「文字長」という名前に改名し「文字数」とは別に項目を設けた
- ダブルクリックでの単語選択時の区切り文字に
.
と :
を追加
- 文字情報ポップアップでのサロゲートペアおよび Variation Selector の扱いを改善 (doraTeX さんに感謝!)
- 未保存で空のドキュメントを閉じるときに保存するかを問うアラートを出さないように変更 (Naotaka さんに感謝!)
- ツールバーアイコンを改良
- 行番号の文字サイズがエディタの文字サイズに追従するように変更
- ページガイド線の生成方法を変更し、線は設定したテキストカラーと同色で描画
- シンタックススタイル編集シートを表示中でも書類の編集ができるように変更 (Mavericks 以降)
- アプリケーションアイコンがフォルダのドラッグ&ドロップに反応しないように変更
- 入力補完キャンセル時の挙動を改善
- 「グリフ情報を表示」を「文字情報を表示」に改名
- メニューキーバインドのユーザ設定を保存するタイミングを設定を変更したときまで遅延し、カスタマイズしていないときは常にアプリケーションの最新のデフォルト値を用いるように変更
- CotEditot 1.x での設定は一度リセットされます
- 行間設定を行の高さ(行そのものを含む値)ベースに変更
- 行の高さのデフォルト値を 1.3 に変更
- 情報ドロワーの数値に桁区切り(カンマ)を入れるように変更
- 情報ドロワーの日時のフォーマットを変更
- ステータスバーの表示スタイルを調整
- シンタックスカラーリングでコメントと勘案してカラーリング処理をするクオート文字に
`
を追加
- 移動パネルをシートに変更
- ステータスバーとナビゲーションバーのトグルにアニメーション効果を追加
- 不可視文字を描画するフォントを固定
- 不可視文字の選択肢を一部変更
- エンコーディング編集シートの表示を改良
- 環境設定のウインドウサイズ入力欄をタブキーで移動できるように改良
- デフォルト表示を縦書きにする隠し設定
layoutTextVertical
を追加
- 隠し設定であるナビゲーションバーのフォント設定を廃止
- ドキュメントの更新
- Sparkle framework を 1.8.0 に更新
修正
- 「検索文字列をほかのアプリケーションと共有」オプションが有効にならない不具合を修正
- 引用符で囲まれた文字列内にコメント開始記号がある場合、同行内で引用符外にコメントがあってもカラーリングされない不具合を修正
- 不可視制御文字 Variation Selector の表示が消えることがある不具合を修正
- エンコーディングの順序を変更したときにツールバーの選択がリセットされる不具合を修正
- ステータスバーの情報がウインドウ幅からあふれるとき、左右の文字が重なっていたのを「…」で省略されるように修正
- テキストの全文置換後に置換対象でないウインドウも再カラーリングが実行される不具合を修正
- 日本語を持たないフォントで日本語を入力したときになど表示フォントが混合した際にページガイドが誤った位置に描画されることがある不具合を修正
- ビューを分割しているとき、現在行ハイライトが編集中のビューのみに表示されるように修正
- 縦書きで行間を固定し現在行をハイライトしているとき、キャレットを移動すると行が微動することがある不具合を修正
- テキストを編集したとき、フォーカスのある分割エディタ以外の行番号が更新されない不具合を修正
- ツールバーアイコンを後から追加したときに、追加されたアイコンがそのウインドウの状態を反映していない不具合を修正
- 非互換文字リストの空欄をクリックするとコンソールにエラーログが吐かれる不具合を修正
- ウインドウが開いた状態で環境設定からビューの不透明度を 100% から下げると既出のウインドウの背景が透けない不具合を修正
- カスタム行間設定パネルからの入力が即座に反映されない不具合を修正
- プリント時の不可視文字設定「書類の設定と同じ」が書類の設定を反映しない不具合を修正
- 選択範囲の最後に改行を含むとき、選択行数が1行多く表示される不具合を修正
- AppleScript Editor から
selection
オブジェクトのプロパティを見たときに range
プロパティの名前が character range
と表示される不具合を修正
- 正しく実行できなかったいくつかのサンプルスクリプトを修正
- OS X Lion において、環境設定のいくつかの設定項目が非表示になっていた不具合を修正